強制ローラー及び応用品


■特 徴
リターン側ベルトの蛇行をベルト張力と摩擦力を利用して修正します。
取付が比較的容易であり、ベルト裏面にアイドラが接する構造なのでアイドラが汚れません。可逆コンベヤーにも使用することができます。



■用 途
リターン側ベルトの蛇行調整に用います。一般リターンアイドラの間に設置してください。

■特 徴
1.フリクション量を上下の据付調整位置により修正可能である為、調整能力が高い。
2.リターンベルトの曲がりぐせと合致したローラ角度の為、均等接触して安定したフリクション量が得られる為、調整力がアッ プします。
3.ローラ面がベルトの裏面に接触する為、ベルト付着物が水分などの悪影響をうけにくい為、スリップ異状が起こりにくく、ローラは長寿命である。

設 置


クラウン加工と前傾ローラー

●プーリーのクラウン加工について

クラウン加工とは、蛇行防止のために、プーリーの中央を少し高くすることを指す。




通常、プーリーには、肉厚の鋼管を用いて旋盤加工により、施される場合が多い。

●テールプーリーの中央ライニング


ガス管を加工なしでプーリーとして使用する場合は、ゴム板をライニングして中間部を高くして、蛇行を防止する方法をとる。

●前傾ローラーを使用する


キャリアローラーを前傾し蛇行を防止する方法

ベルトが常にプーリの中央にくる様にクラウンをつけるのと全く同じ意味であります。
キャリアローラを倒すには両側の支柱の後方にスペーサを充填することで足りますが、
余り倒しすぎるとベルトがローラで必要以上に磨耗することになります。
キャリアローラの高さを3〜5mm以上動かしてはいけません。

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スタンドには、あらかじめ前傾(2°) させた物もある。


これは正逆のコンベア向けに作られた応用品

特殊前傾キャリアアイドラ
Special Forward-Leaning Carrier Idler